自分は医者嫌いで風邪を引いても病院には行かず、自宅でじっとして症状が治まるのを待つタイプの人間だ。そんな自分を勇気付ける本に巡り合った。その本は「医者に殺されない47の心得:近藤誠:アスコム」。著者はがんの放射線治療を専門とする医師で乳房温存療法のパイオニア。がんで苦しみながら死ぬのは、がんのせいではなくがんの治療のせい。がんの9割は治療しない方が長生き出来る。風邪薬も抗がん剤も病気を治せない。薬は本質的に毒物なので体に入れない方が良い。日本人は総コレステロール値が高い方が長生きする。塩分摂取と高血圧は無関係。病院好きな人ほど薬や治療で命を縮めやすい。定期検診や人間ドックは受けない方が良い。等々を主張している。本人は現役の医者でありながら現代医学を根底から否定する異端者だ。しかし自分には異端者ではなく風雲児に見える。あと10年も経てば医学の主流になるかもしれない。100歳まで元気に生きる食の心得として、牛乳と卵を毎日摂れ、ステーキでもトロでもイクラでも好きな物を何でも食べろ、ラーメンのスープも残らず飲み干せ、と推奨する。そして最終章でリビングウイルを書くことを薦めている。実践する価値はある。是非実践してみようと心に決めた。
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