今年も早1週間が経とうとしている。今日は七草粥の日だが「人日(じんじつ)」という五節句の一つであるということを、恥ずかしながらこの年齢になるまで知らなかった。人日(1月7日)上巳(3月3日)端午(5月5日)七夕(7月7日)重陽(9月9日)を五節句と言うらしい。ひな祭りや鯉のぼりや七夕は有名だが、人日や重陽は殆んど聞いたことがない。五節句とは古来中国から来たもので、人日の節句の日には犯罪者に対する刑罰は行わないことにしていたようだ。それが日本では江戸時代に七草粥を食べて人日の節句を祝う慣習になったとのこと。七草粥は一年の無病息災を願って食べられる。勿論正月のおせち料理やお神酒で弱った胃を休める為でもあることは間違いない。重陽の節句とは、いわば敬老の日と同じ意味合いがあるらしい。日本は世界で一番乗りで超高齢化社会に突入しつつある。人日の節句と重陽の節句が、桃の節句以上に脚光を浴びる日が来るのも、そう遠い将来ではないような気がする。
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