マヤの世界終末の日である21日が何事もなく過ぎた途端に、またまた新説が現れた。実は2012年12月21日ではなく、2015年9月3日だという。根拠は現在のグレゴリオ暦とマヤ長期暦との換算係数の間違い。換算係数にうるう年が考慮されていなかったので、修正すると1250日長くなるという。これだけならば、またかと思うだけだがそうでもなさそうだ。エジプトでは、アスワンハイダム建設時の調査でイシス神殿の壁に1465体の神々が描かれていることがわかった。ところがイシス神殿は西暦550年に閉鎖され「この神殿が閉鎖されると毎年秋分の日に一体ずつ神々の加護が失われ、すべての神々が去った年の秋分の日に世界が水没する」という伝説が残っているという。数えると2015年9月に世界が水没することになる。この奇妙な一致は少し気味が悪い。世の中状況が悪い時は必ず終末説が横行するものだ。だが終末に怯えていても意味がない。世の中が良くなるのは2015年だと思うようにした。全人類は、世界同時不況からの脱出、アラブの春、アフリカの夜明け、人種差別撤廃、南北左右の融和、宗教対立の緩和等々の解決に向けて歩むしかあるまい。何もしないとお天道様に笑われることになる。
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