マヤの遺跡に刻まれた暦が2012年12月21日で終わる。マヤの人類滅亡説はノストラダムスとともに有名だ。米国ではNASAが、惑星が地球に衝突して地球は滅びるというウワサがあるが、そのような心配は全く無いという説明をYouTubeで行った。中国では、地球が暗闇に包まれるなどの終末論が全国各地に拡大しロウソクを買い求める人が殺到するなど社会問題となっているとか。そして中国共産党政権を転覆させようとした罪で、終末論を唱える宗教団体が拘束された。一方マヤのある中南米では、世界の終わりを商機と捉え観光客誘致に力を入れている。新時代の初日を祝う式典も計画されているとのこと。しかしマヤの子孫である先住民は未だにスペイン支配の名残から抜け出せず貧困に苦しんでいる。彼らにとって聖なる日であるのに何の恩恵もないと嘆いているらしい。古代マヤ人は暦を作った時に、この21日をどのように思い描いていたのだろうか。暦の終わりから初めを振り返ることが、新たな時代への前向きな気持ちを産み出すような気がする。
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