56歳間近になって取得した自動車の免許の更新に行ってきた。この5年間なんとか事故も違反もせずにゴールドを維持出来た。次の更新は平成30年なので、今回が最後の更新になるかもしれない。更新された新しい免許証を貰って、ほっとしたと同時に免許の更新には一体何の意味があるのだろうと疑問が湧いてきた。免許センターには平日にも関わらず千人以上の人が何十分も列に並び視力検査を受け安全講習もある。免許センターへの往復も入れると半日以上かかることになる。時間もかかるしお金もかかる。更新された免許証は更新前と何も変わらない。安全講習も通り一遍にサラッと説明するだけで安全の足しにはならない。要するに免許更新をする者にとって、更新によって得るものもないし失うものもなく、何も変わらないのだ。何も変わらないのに非常に多くの人が半日浪費するのだから、公的制度の無駄の典型と言える。こう言うと、必ず顔写真の更新が必要だと異議を唱える者がいる。しかし写真の顔は実物とそっくりなものは稀だ。写真と実物を較べながら、本人かを疑うことは良くあることだ。免許の写真はほぼ似ていれば良い。従って1度撮れば数十年は使える。認知症とか身体面での運転操作能力については病院が定期的に判定し不適格者を警察に届けるような制度に変えれば良い。現状の更新制度は直ちに廃止した方が良いと思う。
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