北朝鮮の長距離弾道ミサイルの発射準備がもたついている。有ろうことか、藤村官房長官が「さっさと打ち上げてくれるといいんですがね」と大失言。官房長官といえば首相に次ぐナンバー2で、他の大臣よりその職責は数倍重い立場にある。ことの重大さは計り知れない。第一に当選スレスレであった自身の選挙の落選が確定的になったこと。第二に民主への信頼を決定的に低下させ議員数半減を更に加速させたこと。第三に野党にとって格好の攻撃材料になったため、野党の政策説明時間が大幅に短縮されてしまい、国民が詳細な政策内容を聞く機会を失ってしまったこと。藤村本人にとって、失言の痛手の大きさは一二三の順で感じているに違いない。ところが国民にとっては、三が最も重要だ。選挙期間中に各政党の政策説明を国民に伝わらなくした行為は官房長官として落第。議員生活もあと1週間で幕を閉じることになるだろうが、最後までキチッとやるしかない。それにしても、北朝鮮のミサイルは撃っても撃てなくても犠牲が出るほど威力があることを認識した。
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