毎年新米の季節になると、我が家に新潟産の新米コシヒカリが届く。次男の嫁さんの実家が新潟にあり美味い米を贈ってくれる。今年は佐渡産のコシヒカリで、日頃食べているスーパーで買う茨城産のコシヒカリとは較べものにならないほど味が違う。美味い米はコシヒカリと相場は決まっているが、最近はコシヒカリの優位が崩れつつあるらしい。日本穀物検定協会の食味官能試験に基づく米の食味ランキングでは、北海道産のゆめぴりか、佐賀県産のさがびより、福岡県産の元気つくし等が「特A」評価を受け健闘している。米の王様であるコシヒカリは王様であるが故に品種改良が遅れてしまっているようだ。一方新興勢力は品種改良に力を入れ、近年増え続けている高温被害の対応でも優位に立ち一等米比率も高いとのこと。盛者必衰驕れる者は久しからずと言うか、ウサギとカメの競争と言うか、人間の社会と同じだ。次回購入時から茨城産コシヒカリを止め、ゆめぴりか、さがびより、元気つくしに順次変更してみようと思う。米からも「努力に勝るものはない」ことを噛み締める事が出来るはずだ。
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