世界各国でデモが花盛りだ。イスラム諸国では、イスラム教の預言者ムハンマドを侮辱した映画をきっかけに反米デモが拡がっていて、米国ではその反米デモが大統領選の争点にもなりつつある。中国では、尖閣諸島の日本国有化に抗議する反日デモが過激化していて日系企業が襲われている。ロシアでは、プーチン大統領就任以来規制が強化された強権政治に対して反政府デモが盛り上がっている。韓国では、竹島問題で反日活動が活発。日本では毎金曜日議事堂周辺で脱原発運動のデモが展開されている。デモは一般市民国民の抗議を示す行動だから、無いよりは有った方が健全ではあるとは思う。しかし「過ぎたるはなお及ばざるが如し」だ。ブッツンして大道を踏み外してはならない。ムハンマドへの侮辱は相当酷いが、イスラム市民が怒れば怒るほど世界的にはムハンマドへの尊厳が低下していくように見える。中国の反日思想教育は余りにも行き過ぎ、徹底されし尽くされたためが故の状況と感じる。もうそろそろ日本を目くらましに使わずに、中国は共産党一党独裁という政治体制の長所短所を中国国民に知らしめるべき時が近づいているように思う。ロシアは今では後進国なのだから、それなりに先進国の公開性と市民による良識の判断を仰ぐ時代がすぐそこまできているのではないのだろうか。韓国は、大統領を筆頭にもっと大人になるべきだと思う。そして日本の問題は。脱原発は決して喫緊の重要課題ではない。この応用問題を解くことが、国民を大人に、そして子供並みの政治を大人に生まれ変わらせるチャンスなのかもしれないと思う。
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