連日の蒸し暑さにホトホト疲れ、生気を取り戻すため高原に行くことにした。場所は蓼科。茅野でレンタカーを手配し蓼科湖経由で白樺湖を目指した。昼食は口コミで有名な蕎麦の利休庵。無農薬野菜の黒天ざるそばが人気ナンバーワンとのことでトライした。確かに美味かった。黒と言っても真っ黒ではなく、普通の天麩羅が白っぽいきつね色に対してやや浅黒いという意味での黒。黒いのは天麩羅の衣に蕎麦を使っているためで、技術の内容は分からないが、衣はパリパリで中身はしっとりほっこり。兎に角今まで食べた天麩羅の中で一番美味かった。天麩羅は料理分野としては揚げ物に定義されていると思うが、初めて天麩羅は蒸し料理であることを実感した。蒸し暑さに急かされて、蒸し料理を堪能した一日であった。蓼科は湿度が低く、日向は暑くても日陰は涼しく肌はベトつかない。露天風呂の暖かさも出た後の涼しさも心地よく肌はサラっとしたまま。完全に蒸し暑さから解放され久々に生気が甦り目的は達成された。「来年の夏は1か月ほど高原で暮らそう」と毎年言っているが、そのうち夢が実現することを夢見ている次第。
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