韓国の李大統領が実兄や側近の不正について国民に対し謝罪した。しかも検察の捜査結果が出る前にだ。大統領曰く「検察の捜査結果を待つのが適当ではないだろうか考えてみたが、それより先に国民に私の率直な心情を明らかにするのが今この状況で私がすることができる最小限の道理だと判断した。私の近くでこういう、真に失望に耐えないことが起きたので考えるほど悲嘆に暮れており、とても頭を上げることはできない。しかし今になって誰かを恨むこともできない。すべて私の不始末だ。どんな叱責も甘んじて受け入れる」と。一方日本では指導的立場にある政治家が政治資金絡みで秘書が捕まっても、自分は知らぬ存ぜぬを貫き通し、挙句の果ては秘書の裁量で秘書が勝手にやったことと抜かした。裁判ではどこに証拠がある、と開き直る始末。側近が立件される前に全て自分の至らなさにあると責任を表明する政治家と、証拠さえなければ立件出来ないと見定め証拠が残らないように狡賢く悪い事を承知でやる政治家の対比。まさに月とスッポンと言える。今後限りなくクロに近い政治家を「スッポン政治家」と呼ぶことにしようと思う。
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