米政界では、ロンドン五輪米選手団のユニホーム一式が中国製であることが問題視されているとか。今や服や靴は低コストを求めアジア製が常識の世の中だ。デザインしたラルフ・ローレンも当然のこととして中国製を選ぶ。4年前の北京五輪のときも中国製だったが問題にはならなかったのに今更何故とは思っているだろう。米国の製業造は海外に流出し雇用が悪化していることは十分理解出来る。しかし今まで廉価で品質の良いアジア製品の恩恵を十分に受けながら、今更国の代表である五輪選手のユニフォームだからダメという理屈はない。この騒ぎは米国の雇用悪化を止められない政治家の目くらまし作戦だと見るべきだろう。本当に愛国精神があれば、まず第一に国旗は何処の国製なのかをか問うはずだ。ひょっとすると中国製を問題視する政治家には星条旗の星の数が少しくらい減っていても分からないのかもしれない、と勘ぐってしまうほど他愛のない話だと思う。
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