今日はカミサンの66回目の誕生日。予てから残り少ないであろう誕生日を祝うため某かのことは考えていた。普段の質素な食事とは次元の違う少し贅沢な食事と、カミサンの大好きなフェルメールの鑑賞。今日は実行日だ。昼食は銀座で洒落てイタメシ。ワインで乾杯。鮎魚女の焼きものが縁取りされたイカ墨パスタが絶品だった。食後は松坂屋の裏でやっている「フェルメール光の王国展」を鑑賞。作品は本物ではないが、作品製作当時の色彩を再現したとの触込み。光の使い方をやや理解出来て少し感心。しかしこの絵画展で最も良かったと思ったのは、フェルメールの作品全37点を、製作順に並べ、原寸大でかつ額縁も再現し陳列してあったことだ。まるでフェルメールの息遣いが聞こえて来るような気がした。この展を監修した分子生物学者の福岡伸一教授の素晴らしさに感嘆した。更に帰りがけ、おまけとして浅草に行き、生まれて初めて「浅草のほおずき市」に立ち寄ってみた。思いがけない人出で驚いた。日本経済はデフレとはいうが、実態は活性化していることを実感した1日であった。
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