人間のようにタバコを吸うオランウータンのトーリ君が健康のため禁煙をさせられることになるとのこと。トーリ君の喫煙歴は10年、動物園の檻に火のついたタバコを投げ込む者が後を絶たず喫煙が生活習慣病になってしまったらしい。果たしてトーリ君にとって禁煙は易しいだろうか、難しいだろうか。答えは簡単。容易に禁煙出来ると思う。喫煙習慣のある人は年がら年中1秒たりとて吸わなければいられないという訳ではない。吸いたい衝動に駆られたときに我慢出来るか出来ないかが禁煙の分水嶺だ。人間は自分の意志を都合良く変えられる。タバコが欲しくなれば得るために算段するのが得意。例え檻の中にいても入手方法を考える。それが人間だ。残念ながらトーリ君はオランウータン。タバコが与えられない檻の中では成す術はない。数回の衝動には駆られるだろうが、それが過ぎてしまえばタバコそのものを忘れてしまうはず。ひょっとするとトーリ君の禁煙が、タバコ人間に禁煙の易しさを教えてくれるかもしれない。
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