1日に食塩8グラムと7000歩、これが厚生省の推奨する「健康寿命」のレジピだ。介護や寝たきりの制限を受けずに健康な生活を送ることが可能な期間を示す「健康寿命」を延ばす「第2次健康日本21」が厚生科学審議会の部会に提示された。厚労省は22年の健康寿命を、男性が70歳、女性が73歳と算出。健康寿命が平均寿命の伸び幅を上回るようにすることが目的だ。その目標の具体的達成手段の一つが書き出しの「1日に食塩8グラムと一日7000歩」。確かに正しいとは思うが、もっと良い方法がありそうだ。今朝の報道によると、老化の原因物質を日本の研究者たちが突き止めたらしい。免疫系のたんぱく質「C1q」。これを血中から取り除けば再生能力が衰えず寿命が延長するとのこと。しかしこのタンパク質は体内に侵入した細菌やウイルスを撃退する免疫を担う物質なので単純に取り除くだけでよいというものでもない。残念ながら今のところ長生きの特効薬などはありそうもない。ひたすら「1日に食塩8グラムと一日7000歩」を実行すること。これが最上の正しい健康の秘訣になりそうだ。
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