民主党政権は2年前中国大使に丹羽伊藤忠元会長を任命したが、民間人起用には問題がありそうだ。商売ベースでは美味しい話が伊藤忠にだけ流れてしまうのではないかと危惧された。大使としては、尖閣諸島中国漁船衝突事件では中国から真夜中に呼び出され軽く扱われていた。日本政府の対中ODA打ち切り方針に対し、反対に増額を政府に要請。北京に新築した大使館の使用許可の見返りとして、中国が新潟に広大な土地を購入出来るよう口上書を提出。中国は既に契約済みで新潟に広大な治外法権の中国基地が出来ると問題になっている。更に東京都の尖閣諸島購入計画に対し、明確な反対表明をした。大事な外交の「が」の字も感じる事が出来ないばかりか、事なかれ主義で中国のお先棒を担いでいるだけにみえる。官僚を使いこなせない民主が生んだ失敗例だろう。今回の内閣改造では防衛相に民間の森本拓殖大大学院教授が任命された。一川、田中と続いた素人政治家よりは数段ましそうで問題もあるが期待はしたい。結局民主は官僚の使い方もダメ、政治家の実務もダメということか。
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