連日20万人を超える観光客でにぎわう東京スカイツリーの地元では、3月にこのブログ「スカイツリーの地元」で予想した通り観光客のポイ捨てが問題になっている。観光客の空き缶や弁当ガラのポイ捨てが多く、かつツリーが巻き起こす強烈な風がごみを吹き散らかし、地元住民はゴミ掃除とゴミ仕分けの日々らしい。住民はゴミ箱を増やせと区に交渉し、区はゴミ箱が多くなるとゴミの量が増えると反対しているとのこと。ゴミ箱がないからゴミが出るのか、逆にゴミ箱があるから増えるのか。答えは単純だ。人が増えたのだからゴミ箱を増やすべし。そして開業前から地元を悩ます問題もある。地元商店街は駅とツリーの間にはなく、人の流れを考えると集客は望めない。これも現実的な問題になっている。更に地元はゴミと集客以上に深刻な問題を抱えることになるかもしれない。強力な電波による電子機器障害だ。スカイツリーの空中線電力はスピルオーバーを防ぐため東京タワーの10kwよりも低く7kwに抑えられてはいるが、問題の有無はこれからどうなるかだ。結局、地元には何の恩恵もない。それが東京スカイツリーだ。観光客は高みの見物を決め込む前に、足元の迷惑を念頭に置くべきだ。自分が楽しめば他人には迷惑、楽しむ人は心得るべし。
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