全仏オープンテニス男子Sで、フランスのマチューがアメリカのイスナーを6-7、6-4、6-4、3-6、18-16と何と76ゲームも戦った末破った。午後3時半から午後9時過ぎまでの5時間41分を戦い続けたとのこと。これだけでも驚きだが、もっと驚くことがある。イスナーと言えば、2010年のウィンブルドン1回戦でフランスのマウーとのゲームでグランドスラム最長記録を塗り替えた試合があまりにも有名だ。そのときの対戦は3日間にわたり試合時間は11時間5分、ファイナルセットのスコアは70-68。このときはイスナーが勝った。イスナーは身長2m以上、体重110kgの巨漢で、時速210km台の高速サーブが売り。普通高速サーブが売りの選手の試合は淡泊でラリーが続かず短時間で終わることが多い。長く粘るには精神力が必要だ。イスナーが並外れた体力を持っていることは想像に難くないが、体力以上に想像を絶する精神力を持っているだろうことに驚嘆した。世の中に想像を絶する力を発揮する人がいるという事実が、人類の更なる能力を導き出すことになるかもしれない。人類の進歩は止まらない。
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