三菱重工とJAXAが明日未明に国産大型ロケット「H2A」を使い人工衛星を打ち上げる。商業ベースの信頼性を得るのは成功率95%以上と言われている。今までに20回打ち上げ1回失敗したので現在の成功率は95%。いざ宇宙ビジネス参入だと鼻息は荒い。だが待てよ、もう1回失敗すると成功率は90%に下がり、再び95%とするには連続19回の成功が必要となる。商業ベースに乗せるには今後20回は連続して成功しなければならない状況下にあるほど綱渡りの段階だ。宇宙ビジネスに夢を膨らますのも良いが、今は夢よりも足元の技術を更に磨くことが肝心だ。宇宙ビジネスの戦略は国家レベルで練る必要があるが、日本には戦略も司令塔も存在しない。古川国家戦略相は一体何をしているのだろうか。
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