米大統領選の共和党候補者選びで2位のサムトラムが撤退表明し、ロムニーが8月の党大会で候補者指名を獲得することが確実になった。これで11月の大統領選はロムニー対オバマの争いとなる。それにしても今回の共和党の候補者選びは、長い時間がかかり、かつ誹謗中傷の醜い戦いだった。この戦いでロムニー、サムトラム、ギングリッチ、ポールの各氏は一体何を得たのだろうか。戦い終わった後に残ったものは、名誉などではなく疲労と汚名だけだったのではないのだろうか。しかし誹謗中傷や資金力がものをいう欠点はあるものの、じっくり時間をかけ、持論、見識、人格、行動力、リーダーシップ力等を比較しながら候補を絞っていくこの方法は国のリーダーを選ぶには適していると思う。日本の政党も党首選にこの方法を用いれば、毎年クルクル替わる短命政権が4年程度は長持ちし安定した政策がうてるようになるような気がする。しかし、はたしてこの方法に耐えられる人物が存在するのだろうか。それが問題だ。
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