自然界で生きている動物や昆虫などの機能を観察し、それを人間が使用する機械や道具などに応用するバイオミミクリーが注目されている。野生ゴボウの実が服に付くことにヒントを得て生まれたマジックテープは有名だがその他にも、カワセミのくちばしからヒントを得た空気抵抗が小さい新幹線の形状、てんとう虫の羽をまねした人工衛星の太陽電池パネル、カジキの肌を参考にした競泳用水着、トンボの羽の構造を利用した空気抵抗の低いエアコンのファン等々色々ある。自然は賢く極めて長い時間をかけて洗練された形状機能を創り出してきている。自然は水が高きから低きに流れるように常に省エネを目指している。この省エネ時代に自然を手本に習わない手はない。自然の法則に反した原発の放射能汚染事故は天に唾をはいた結果かもしれない。これから自然に学ぶ時代が始まることを願いたい。
コメントをお書きください