消費税増税には反対だから連立を解消すると意気込んだ亀井ではあったが、国民新党の総意は郵政法案を通すために連立を維持する意思を示した。野田は連立解消にノーと答え、残された幹事長らは亀井を説得中。亀井だけが浮いてしまった。しかも消費税増税反対で連立離脱宣言した亀井は、消費税増税にイエスの石原と新党の結成を目論んでいるという。この一連の騒動で分かったことがある。亀井のような旧領袖のブラフ政治が終焉を迎えたこと。野田が亀井にノーと言えるほど旧領袖の腕力が萎えてしまったこと。国民新党の輩には亀井を捨ててでも権力は魅力的なこと。反面全く理解出来ないこともある。亀井の行動だ。消費税増税反対で連立離脱し、消費税増税派の石原新党の結成に参加するという。常人では理解不能だ。しかしたった一つだけ正解がありそうだ。今日は4月1日。エイプリルフール。亀井は今日一日の特異日を有効に活用すると救われるかもしれない。いや亀井がエイプリルフールだと言い訳すれば、国民からバーカと蔑まされるだけだろう。旧政治の垢は早く流れ去ってしまうのが日本のためだ。亀井にはリタイアだけが喝采を浴びる残された道に違いない。実現すれば民主政権の数少ない功績にはなるはずだ。
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