今月は親族関係の冠婚葬祭行事が多かった。(婚)40歳の甥の結婚式。2年前には、付き合っている彼女はいるが甥は薄給の大学講師なので真面な生活が出来そうもなく結婚を迷っていると言っていた。「経済的なことを第一に考えてはいけない。寧ろ二人で苦しいところから出発した方がしっかりした家庭が築けるはずだよ」と言ったアドバイスが背中を押したらしく挙式となった。おめでとう。(葬)61歳の従妹の葬式。子供の頃は兄妹のように育ったが最近では葬儀の時にしか会わない程度の付き合いになっていた。数年前から闘病生活だったのを知ったのが訃報のお知らせのとき。最近は闘病や訃報を知らせなくなった人が多くなった。病気であることや死ぬことを日本社会は恣意的に隔離させる風潮にある。困ったこと、苦しいこと、助けてほしいこと等があるときこそ親しい人を必要とするはずなのに社会は何かが狂っている。南無阿弥陀仏。(冠)34歳の三男の新築祝い。自分と同じ末っ子で本質的に甘えん坊であった三男が社会人として成長している。癒し系の三男が、自動車部品の設計者として日本、アメリカ、メキシコ、中国を股にかけ活躍している。何も出来ない何も知らないと思っていた三男が、いつの間にか自分の家を持つようになった。全員で押しかけ新居を祝った。家を持つということは、昔風に言えば元服の儀かもしれない。おめでとう。(祭)今年は三男の子供も生まれる予定だ。孫の誕生は祭に当たるだろう。これで冠・婚・葬・祭、全てが揃うことになる。人生は色々あるものだ。
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