カンボジア国籍を取得し別府大分毎日マラソンで頑張った猫ひろしがロンドン五輪の男子マラソン代表に決定した。瀬古は「参加することに意義がある」と肯定的で、有森は「国籍変更してまで参加することが本当にいいのか複雑」と否定的。猫の自己ベストは2時間30分26秒で、優勝の可能性は皆無。まさに「参加することに意義がある」の精神だろう。スポーツ選手にとって五輪参加は夢の夢であり、国籍を変更しようが夢をかなえようとするその情熱が素晴らしい。自分は猫ひろしの芸風は嫌いだが、その生き方には賛美を贈りたい。本番の成績はどうあれ、これをきっかけに猫は日本とカンボジアの文化的な架け橋役になるに違いない。肩肘張って五輪の敷居を高くし過剰な期待で選手を押し潰すよりも、選手が五輪参加を楽しむ方が、五輪の元来の開催精神に合っている。猫頑張れニャー。
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