少し前までは月と地震とタイタニックは無関係であったが、最近関係がありそうだという説が浮上している。産業技術総合研究所の分析により、大震災後の長野県栄村の多発地震は月の引力による潮汐が引き金で起きたとみられることが分かった。潮汐とは潮の満ち引きだが地球内部の岩盤も同じ影響で上下に伸縮している。この潮汐力が地下の流体だまりを押し周囲の岩を破壊、断層を刺激して地震が起きたと推定しているとのこと。話は変わるがタイタニック号沈没の原因は、航海士の操船ミス説、所有者の保険金陰謀説、大西洋最速横断記録獲得のための無謀説等諸説あるが、新たに月の引力説が加わった。米テキサス州立大の研究チームによると、事故3カ月前の1912年1月に「1400年に1度」という月と地球の大接近と、地球と太陽が年間で最も接近する時期とが重なり史上稀なる大潮となり、その大潮により通常浅瀬に留まっている氷山に浮力が生じタイタニック号の航路まで氷山が移動してしまったという。天体の位置や動きなどと人間・社会のあり方を経験的に結びつけて占う古代からある占星術も決して侮れない。せめて日々の星占いを参考にして毎日を過ごしてみようかと思う。
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