政府は日本の排他的経済水域の基点となる離島の命名を行い、所有者のいない23か所を国有財産として登録した。しかし尖閣諸島周辺の離島を故意に対象から外し公表も差し控えていた。これに対し中国はすかさず「釣魚島と付属の島は中国固有の領土」と改めて強調し脅しをかけてきた。尖閣諸島が日本の領土であることは国際的に認められているので、対象から外す理由はない。ところが何と官房長官は「日中関係の安定的発展が阻害されることは決して望んでいない」とのたまった。本末転倒も甚だしい。これではまるで政府が「尖閣諸島は日本の領土ではない」と言っているに等しい。今や離島の領土問題は、即資源開発に繋がる大きな問題だ。正々堂々と主張すべきだ。その主張により日中関係が悪くなるのであれば、そこで政治家の出番となる。その出番をいやがりコソコソやるのは政治家失格、国賊ともいえる。こんな腑抜けな政府では、そのうち沖ノ鳥島も小笠原諸島も盗られてしまい海洋所有面積世界第6位の日本が50位くらいに転落してしまうかもしれない。良識ある戦う政治家は何時になったら現れるのだろうか。
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