35%の国民が選挙は違法だと考え40%の人が政府を信頼していないというロシア大統領選でプーチンが得票率64%で大勝した。国際監視団を派遣した全欧安保協力機構は選挙に不正があったと発表し、プーチンは不正を認め追及することを約束したが、不正と選挙結果とは無関係だと訳の解らないことを言っている。プーチンの勝因はカリスマ性ではなくバラマキに尽きる。軍隊、教育、年金等の社会保障費等々ありとあらゆる選挙票獲得対象にバラマキを約束した。その額は何とGDPの2%から4%に達するという。しかしその財源は脆弱だ。財源は特にはない。敢えて言えば、政府の無駄遣いと汚職の種であるリベート廃止だ。これだけで1~2%は稼ぎ出せるという。汚職の源はプーチン派の大富豪だから出来るはずがない。この構図を見ればロシアの明日は明白。国民から飽きられたプーチン政権は少なくとも1年後に秋を迎えることになる。ロシアの春はもうすぐそこまで来ている。秋から冬への移り変わりは早いはずだ。
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