我家からも見える東京スカイツリーが竣工し、4月から一部の本放送が始まり5月には展望台も開業する。工事期間3年半、総事業費約650億円。2006年の第一生命経済研究所予測では開業から1年で来場者300万人経済効果473億円と試算、2008年の墨田区予測では来場者550万人/年で開発区全体の東京スカイツリータウンの来訪者2900万人/年と試算。試算が実現化すればそれに越したことはないが、問題が発生する恐れもある。総務省は関東全域でのテレビ電波障害は発生しないと言っているが混乱は避けられないだろう。但しこれは幾らでも対策は打てるので大した問題ではない。恐らく最も問題が発生する所は地元に違いない。まず第一は電波障害による機器の誤作動だ。電子機器メーカーは新製品の電波障害の程度を東京タワー下で確認するということを聞いたことがある。秋葉原では電波障害を危惧し建設を止めた。もしこれが事実であればスカイツリー下は更に過酷な状況なので、病院等の精密機器が誤動作を起こす恐れがある、人体に影響がなければ良いが。大勢の来場者が地元を潤すことになるのか極めて疑問だ。スカイツリー施設は家賃が高いので地元の商店は入居ゼロ。来場者は地元を素通りする可能性は高い。その結果地元には交通渋滞と騒音とゴミの山だけがもたらされるかもしれない。雪が降ると雪爆弾が落ちることは既に経験した。地元も十分に対策して共存共栄していくことを願いたい。
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