国会に巣食う犯罪者達の最大の欠点は、政治家のくせに政治力のないことだ。政治力とは、社会的な意味では「自己の意を貫き通す力」を指すが、ただ闇雲に貫けば良いというものではない。真の政治力とは「駆け引きや巧みな根回しなどで、複雑な利害関係を現実的に処理しうる能力」と定義出来る。真の政治力がないために違憲違法状態を作り出してしまうことになる。主要政治家は政治力となる源は持っている。小沢は議員の頭数、鳩山は親の残した財産、野田は巧みな舌先三寸、山口は池田会長の気分次第、但し谷垣は偶々生き残ってしまった領袖なので例外的に政治力の源はない。源は持っているが、使い方が分からない。利害関係を現実的に丸く収める妥協点を見出す能力がない。谷垣などはこの能力の事を「談合」と言う素っ頓狂だ。だから国会は子供レベルの言い争いに終始し、何も決められない子供政治になってしまう。「妥協点を見出す能力」が使えるようになれば、大阪維新や石原新党の出番は遠のくはずだが、子供が大人になるには時間がかかる。かくして民主自民は子供から大人になれず老い先短い老人の道を歩むことになる。
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