日本でのオーロラ観測が空振りに終わった。東京工業大学理学研究流動機構の片岡龍峰博士がツイッターで「1月24日から25日にかけ北海道の陸別町あたりでオーロラが見られるかも」と呟いた。オーロラ出現の条件は、大規模な太陽フレア発生、高速のコロナ質量放出、大量の太陽放射線と南向きの磁場が揃うことで、今回は可能性が高かった。しかし残念ながら、コロナ質量放出は衝撃波のみが地球をかすめ、太陽風スピードは大幅に減速し、磁場も殆ど南を向かないという3つの悪条件が重なり、大磁気嵐に発達しなかったため日本でのオーロラを見る事が出来なかったらしい。宇宙天気予報シミュレーションの改良を加え予測精度向上を目指すとのこと。オーロラの出現は巨大地震の前兆などという流言飛語は、科学の進展により行く行くは笑い話の類いになるに違いない。神秘的なオーロラを見ることは夢があるが、宇宙天気予報を高精度化したオーロラ予報によるオーロラを眺めてみたい。片岡先生頑張れ。
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