「焼肉家えびすの食中毒事件をきっかけに施行された生食用牛肉加工の新基準は、厚労省の的外れな過剰反応で、無駄なコストアップを強制し、かつ食文化を破壊している」と10月6日に書いた。その厚労省の頓馬さを実証する記事が載っていた。某焼肉店が厚労省に噛みついて「レアステーキと牛タタキは同じ調理法なのに何処が違う、何故レアステーキは対象外なのか?」と質問した。厚労省曰く「牛タタキは生食用の肉を、ステーキは加熱用を使っている点が異なる」。それでは生食用の肉を使った牛タタキの方が安全なはずだ。更に厚労省は「ステーキでは食中毒の事例が報告されていないから規制から外した」とのこと。科学的に考えるまでもなく一般常識で考えると、安全な牛タタキを規制しより不安全なレアステーキを規制から外したことになる。その理由は、焼肉家えびすが食中毒事件を起こしたことのみの一点だ。厚労省は焼肉食中毒事件の対応を完全に間違えた。厚労省は非科学的な考え方で頓馬さを実証してしまった。それとも厚労省の責任者が単に焼肉嫌いのステーキ派だったためかもしれない。好き嫌いが最も科学的な根拠と考えられるのは極めて情けない限りだ。
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