今朝の日経は半年を経過した大震災の特集記事となっていたが、その中に御厨復興構想会議議長代理のインタビュー記事が載っていた。御厨曰く「菅は復興構想会議に任せたら何もせず2ヶ月半を無駄に過ごした。会議は菅の指示が一切ないまま始まり手探り状態で始まった。会議のメンバーに実務に詳しい人を入れればもっと早く出来た。提言後の政府対応にスピード感がなくその後の報告もないので委員はいらだちが募っている。民主は議論をオープンにしない」。こんなことは復興構想会議が出来た時にこのブログ(4月16、24日)でも指摘済みで、御厨以外の日本人は全てお見通しだ。議長及び議長代理は、まず会議の大枠を設定する必要がある。そのためには菅をせっついて大枠を出させるべきであった。大枠が決まれば議長らがメンバーを選定すべきだった。学者や有識者だけでは結果は見えていた。結果としての構想提案が、あれほどの抒情的散文詩であり具体的提案がない空っぽの内容だったので政府も対応に苦慮しただろうことは察しがつく。会議をオープン化するのは議長らに権限があったはずだ。議論をクローズド化したのは議長ら自身の自信のなさによるものだろう。構想会議の存在そのものが復旧・復興のブレーキになることは予想出来たし実際にそうなった。メンバーも国民もいらだつことも予想と現実が一致してしまった。結局御厨らは全て与えられたメンバー、条件下で、復興構想を妄想したに過ぎない。よりよい復興構想を導き出すための努力は何一つしなかった。御厨は東大教授だ。こんな小学生レベルの社会性しか持たない人間が大学教授では、日本の大学生が成長しないのも肯ける。
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