9日に福島原発事故の緊急時避難準備区域が9月上旬にも解除されることが決まったが、避難生活を続けている住民からは不安の声が上がっている。除染されていない所に帰っても放射能の不安はあるし、病院も買い物をする所もない、住めと言われても困る等々。至極もっともな不安だ。震災から5か月も過ぎたのに、政府は現地の放射能低減化対策を何らとっていない。そこに帰れとは無責任極まりない。除染なくして復旧は進まない。政府は放射線量のデータをとることが仕事ではなく、放射線量を下げることが仕事だ。国民に不安を与えることが仕事ではなく、国民の安全を守ることが仕事だ。仕事の出来るリーダーの出現が渇望されている。
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