アメリカといえば、ちょっと前までは、自由でクールで映画のようにかっこいい国の代名詞だった。しかし今ヨーロッパでは「アメリカらしい」という表現は、貧富の差が非常に大きく、健康保険や社会福祉が欠乏し、政治やメディアが機能していないという意味で使われているらしい。一方日本は「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか:竹田恒泰:PHP新書」によると、「平成18年英国のBBC放送が33ヶ国で約4万人を対象に世論調査を行った結果、世界に良い影響を与えている国として、最も高く評価されたのが日本だった」とのこと。もしこの世論調査が今行われると「世界で最も質の悪い政治が行われている国として最低の評価をされたのが日本だった」と書き換えられるだろう。「日本らしい」という表現が、政治やメディアが機能していないという意味に使われるのは既に世界中で始まっている。
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