5月27日北海道占冠村のJR石勝線で、特急スーパーおおぞら14号がトンネル内脱線炎上事故を起こした。大惨事になってもおかしくない事態だった。その後の調査で、脱線の要因となった推進軸が外れる事故が全国のJRで91年以降に少なくとも18件あったことが、JR各社への取材で分かった。その事故後も、JR室蘭線長和駅付近で特急列車スーパー北斗2号床下からの白煙により臨時停止。JR千歳線南千歳駅の近くで、特急スーパーおおぞら6号が自動列車停止装置が作動し非常ブレーキ作動。鉄道技術コンサルタントは、構造上の問題ではなく整備上の問題だろうと推測しているとのこと。これらのJR事故の発生要因は大きく二つあると思う。一つはブロック分割された旧国鉄のブロック間の情報交換が機能していないことだ。もう一つはJR各社が鉄道技術を蔑ろにして駅中などの目先の利益に経営資源を集中し過ぎたことだ。釣った魚には餌をあげないという諺があるが、まさにJR各社は魚に餌を与えず育成を怠り、魚料理で利益を得ようとしているように見える。足元が掬われるのは因果応報だ。ぽっぽやは、ぽっぽやとして本道を目指すのが筋だと思う。
コメントをお書きください