この大震災を境に政治形態手法を変える必要がある。今までの野党の手法は、ネジレ状態を利用して与党に反対し、審議を遅らせ、閣僚をクビにすることがメインだった。民主党は、公約崩壊、支持率20%未満で国民からは見限られ解散も出来ない状態にある。一方、自民党は、民主と野党を交替しただけで新生自民に脱皮出来なかったため支持率は下がったままだ。民主を倒す力はない。要するに民主も自民も共に政権担当能力がないということだ。政権担当能力のない二小政党が子猫のようにじゃれ合っているのが日本の姿だ。大震災復興費用20兆円の捻出、財政建直し、社会保障制度と税制、経済成長戦略等々、今後数十年にわたる日本の国のかたちを決めなければならない大仕事がある。政治家にとっては一生に一度しか係ることが出来ない大仕事だ。民主1党では出来るはずがない。自民が加わっても出来るかどうかわからない。政界再編では間に合わない。今はまさに民主と自民が全面協力し、小を捨て震災復興と国造りに邁進するときだ。日本中の頭脳も総動員して建設的で過激で深い議論が出来、納得できる結論が得られるような国会活動に生まれ変わることを切に願う。
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