カタストロフィーとは、フランスの数学者ルネ・トムが1972年に創作した数学の専門用語で、周期的な秩序だった現象の中から不意に発生する無秩序な現象の総称とのこと。要するに、今生きている我々が、戻ることの出来ない異次元世界に突然ワープしてしまうということだ。中近東は今まさにカタストロフィーの真っ只中にある。これと正反対に最も恐るべきことは、日本の国債のカタストロフィーだ。もし格付けが更に一段階下がり世界の誰かが今一言日本国債は危ない?と言い出せば、カタストロフィーにスイッチが入り、日本国債は大暴落し経済は奈落の底に間違いなく陥る恐れがある。悲しいことにそうなると、今の政治家が戯れている、自民だ民主だ、カネだ政治だ、首相の力量は、などということは単なる時間稼ぎで遊びごとだということを国民は思い知らされることになる。日本のカタストロフィーを食い止めるためには、今こそ日本の未来像と財政再建の道筋を高らかに示すしかない。政治家よ恐れるな、恐れるならば政治家をやめよ。同罪のマスコミも悔い改めよ。
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