31日 10月 2012
日経夕刊の三面記事に「東大駒場祭...
30日 10月 2012
臨時国会が召集されたが参院では野党の拒否により首相の所信表明演説は行われなかった。所信表明演説とは首相が内閣の運営方針を明らかにする場であり、それに対する代表質問で課題や問題点を浮き彫りにする場だ。問責決議を受けた首相とはいえ臨時国会の冒頭で、野党は所信表明を拒否して課題も設定しないでこれから何をしようとするのか全く理解が出来ない。参院は嘗ては良識の府と言われていたが、今ではまさに不見識の場と化している。只でさえ参院不要論が言われ始めている中でその不要論を更に加速させているのが参院議員自身だといえる。橋下大阪市長が提唱するように、今のように機能しない参院は廃止し各地の首長達の議論の場にした方が良さそうだ。但し盗人にも三分の理のように野党にも三分の理はある。野田の所信表明演説は「明日への責任」を繰り返すだけで、総花的で時勢をわきまえない頓馬な内容だった。会期が1か月しかない国会で審議する件名は限られる。赤字国債、1票の格差是正、国民会議の設置を討議する国会だと宣言するだけでよかった。頓馬な長話を聞くことを拒否した野党には結果論として三分の理があるかもしれないが、所詮は盗人と同じ穴のムジナ。参院の改革または廃止大賛成。
29日 10月 2012
毎年新米の季節になると、我が家に新潟産の新米コシヒカリが届く。次男の嫁さんの実家が新潟にあり美味い米を贈ってくれる。今年は佐渡産のコシヒカリで、日頃食べているスーパーで買う茨城産のコシヒカリとは較べものにならないほど味が違う。美味い米はコシヒカリと相場は決まっているが、最近はコシヒカリの優位が崩れつつあるらしい。日本穀物検定協会の食味官能試験に基づく米の食味ランキングでは、北海道産のゆめぴりか、佐賀県産のさがびより、福岡県産の元気つくし等が「特A」評価を受け健闘している。米の王様であるコシヒカリは王様であるが故に品種改良が遅れてしまっているようだ。一方新興勢力は品種改良に力を入れ、近年増え続けている高温被害の対応でも優位に立ち一等米比率も高いとのこと。盛者必衰驕れる者は久しからずと言うか、ウサギとカメの競争と言うか、人間の社会と同じだ。次回購入時から茨城産コシヒカリを止め、ゆめぴりか、さがびより、元気つくしに順次変更してみようと思う。米からも「努力に勝るものはない」ことを噛み締める事が出来るはずだ。
28日 10月 2012
今日は毎年恒例になった高校のクラス会があった。人を集めることに長けた昔ガキ大将と未だに包容力のある学級委員長と事務局兼会計のカミサンの三者織りなす連携のうまさのためか、毎年盛況だ。「我々が知り合ってから今年で50年を迎えた」と昔ガキ大将の第一声で始まった。その一言が全員を50年前にタイムスリップさせたようだ。当時の我々の母校は何処にでもあるような田舎の高校だったが、今や全国レベルの進学校になっている。我々の学年は定員400名のところを450名採った。団塊の世代の1年上の最も人口が少ない学年なので増員の理由は分からなかった。増員分の50名は1年生の2学期から特別学級になった。実力テストの上位50名を集めた学級だ。2年生の時も3年生の時も上位50名が集められ「国立コース学級」と命名された。このクラスは勉強だけでなく、スポーツも文化活動も色々な面で長けていて団結力もあった。今から思うと田舎の学校を進学校にするためのモデル実験だったようだ。果たしてそのクラスに在籍した者が実験目標通りになったかどうかは知らないが、実験そのものは成功したようだ。母校の現在の隆盛を見ると、我々も少しは貢献したかもしれないという少しくすぐったい様な気持ちが湧いてくる。伝統とは築き上げていくものだということを実感した。
27日 10月 2012
昨日はゴルフに行ってきた。ゴルフを再開した理由は若い女の子に誘われたから。最近は週一で練習している。目標は高校時代のクラスメートと一緒に回ること。ところが目標は高すぎる。クラスメートのほとんどがベストスコア80を切る腕前。100を切ったら声を掛けようと思っているが、腕前は二歩前進一歩後退で遅々と進まない。持ち球はスライス、というよりはスライスしか打てない。練習場では極端に打ち方を変え、どのような球筋になるのか研究している。先月極端にフラットに打ったらどうなるかを試してみた。結果はグー。ロフト通りで真直ぐな弾道にびっくり。その後偶々読んだのが「運動オンチも70台!たったひとつのゴルフ理論:三浦研:ゴルフダイジェスト社」。フラットスイングを提唱していた。提唱通り無駄な動きが減り弾道が安定してきた。90切も夢ではないと望んだ今日の前半は46。ティーショットは軽くドローしフェアウェーをキープ、今まで経験もしたことのない感覚だった。90切の望みはあったが後半は乱れて104に終わった。明日は高校時代のクラス会がある。今年は出来なかったが来年こそは声を掛けようと決意したゴルフの結果であった。
26日 10月 2012
人間長く生きていると楽しかったことも悲しかったことも沢山ある。しかし「これには満喫した」という経験は少ない。昨日パスタ皿が届いた。横約30cm縦約15cm深さ約5cmで自作の陶器としては大振り。今年の夏に蓼科へ行った時、とある陶芸教室で手取り足取り習いながら制作した作品だ。自分とカミサンとが各々一つ制作した。陶器の基調は白色で中央部分に緑色の名もない葉っぱを描いてみた。出来栄えは思いのほか上々。見ているだけでもパスタにしようかカレーにしようかと惑う。今日はパスタにしてみた。パスタはこの10年来自分の得意料理だ。オリーブオイルにニンニクを入れ火を点ける。香りが立ったところでベーコンをカリカリになるまで焼き、野菜とキノコと唐辛子を炒めた後に、戻しておいたドライトマトと缶詰のトマトを投入。そこに茹でたパスタを馴染ませ我が家の自分流ナポリタンが完成した。自分で作ったパスタ皿で食するナポリタンは言うことなし。自作の皿と手前の料理で「まさに満喫した」と思った瞬間に、満喫していない自分を発見した。「満喫する」とは近いうち子供や孫が遊びに来た時に、皿をサラッと出してパスタを食わせ孫たちが喜ぶ顔を見て完結することになることを確信した。満喫とはトコトン味わうべきものだとツクヅク思う。
25日 10月 2012
市の命名権売却で名を馳せた泉佐野市では、大阪府が実施した小中学校の学校別平均正答率を市ホームページ上で公表している。市長は来年4月に文科省が実施する全国学力テストについてもホームページに公表する意向を明らかにしたが、文科省が待ったをかけた。文科省の言い分は序列化や過度な競争が生じる恐れがあるからとのこと。その言い分は本当だろうか。小学生の親になった積りで泉佐野市の学校別平均正答率を見てみた。小学校17校のうちやや飛び抜けているのは佐野台小学校1校だけで、あとはドングリの背比べ状態にある。自分が小学生の親であったとしても、学校別平均正答率を見てわざわざ学校を選ぶようなことはしない。ほかの人も同じだろう。公表するメリットは多い。何故格差が生じるのかを検証出来るし、優秀校を見習えば学力アップも期待出来るので児童と父兄にとっては願ったり叶ったり。デメリットは何か。先生にとっては教育能力の程度の悪さが、文科省にとってはダメ先生を放置していたことがバレテしまう。文科省は恐れていると言うが、文科省が底上げを図るよう努力すれば序列化することはないし、むしろある程度過度な競争を引き起こして教育現場を活性化させることも出来るはずだ。全国学力テスト結果の全面公開賛成。
24日 10月 2012
就任当初から疑惑付きの田中法相が辞任し、老齢を理由に継続を固辞した滝前法相が復帰した。田中には暴力団絡みの話が付き纏い、献金問題や復興予算流用や国会欠席など辞める理由には事欠かないが、辞任理由は体調不良とか。ウソをウソで固める政治の世界とはこのことを言うのだろう。野党もマスコミも首相の任命責任を追及して政局に持ち込もうとしているが、そもそも法相辞任の責任は誰にあるのだろうか。民間会社では抜擢人事もあるが思いもよらぬ失敗人事もよくある。一々任命責任を追及していたら仕事は進まない。従って民間では任命者が仕事の出来ない部下を正当にダメ男と評価し更迭するので、任命者に任命責任を問うことは殆んどない。民間ではダメ男君が責任を取るものだ。ところが政治の世界ではダメ男君の任命責任を首相が取る習わしらしい。優秀な平社員が取締役に抜擢されても、取締役の仕事を優秀に出来るとは限らない。評価はあくまで就任前の実績と可能性だ。就任後の実力は未知数。大臣も同じ。昔のボロがバレテしまったり無能だったり失言したりすると入院してしまう。かくして目出度く更迭が体調不良による辞任に変身する。ダメ男君の首の挿げ替えを宣言出来る首相の出現が政治を本道に戻すように思えるのだが。
23日 10月 2012
女子レスリングで前人未到の13大会連続世界一を達成した吉田選手が国民栄誉賞を受賞することが決まった。1977年当時の福田赳夫首相が本塁打世界記録を達成したプロ野球の王選手を称えるために創設したのが始まりで20番目に当たる。その目的は「広く国民に敬愛され社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについてその栄誉を讃えること」と規定されているが「歴史を塗り替えるほどの突き抜けるような功績をあげた」ことが選考のポイントになっている。まさに歴史を塗り替え、受賞するのに十分な要件を満たしている。お目出度いことだ。一方、7連覇のタイトルを剥奪された者もいる。ツール・ド・フランスで無敵を誇っていたアームストロングのドーピングが判明し、タイトル剥奪と自転車界からの永久追放処分が決まった。アームストロングのドーピングは当時から知る者は知っていたが、大会責任者を巻き込んで隠していたため糾弾出来なかったらしい。タイトルを剥奪しても繰り上げ優勝はしないとのこと。何故ならばドーピング疑惑を持たれたことのある選手を除外すると繰り上げ優勝者は10位の選手になってしまうから。この笑い話にもならない実話は永久に語り継がれることになるだろう。ドーピング・ド・フランス。
22日 10月 2012
10月の義母の茶会勉強会に参加させてもらった。お茶を習い始めてまだ数回なので、所作が覚束ずロボットにように言われたことを繰り返してはいるが少しは慣れてきた。床の間には秋の草花が生けてある。とても秋らしく小さな花やススキの中に名も知らない虫に食われた葉っぱも混じっている。これらの花は花屋さんで購入したものではなく、全て自宅の庭に咲いていたものだとか。床の間に季節の草花を生けることで、季節感が深まり茶室が秋一色に包まれたように変わった。生け花に感心していると、次回は花を生けるところから教えてくれることになった。茶道から華道へと進むことになる。知らない世界に飛び込むことは楽しい。その新鮮さが心をリフレッシュさせる。茶道の生け花は、虫食いの葉っぱでも良いところが甚く気に入った。